「ecoサイエンスステージ」が好評を博し、全国でステージを披露する らんま先生 さん(本名:石渡学) 青葉区在住 50歳
知的体験「1回1回全力」
○…15年間で披露したステージは3千回に及ぶ。環境問題と科学実験、パフォーマンスを融合させたユニークな知的体験型の「ecoサイエンスステージ」が好評を博す。軽妙なトークで子どもたちを楽しませ、テレビの教育番組やバラエティ番組に登場することも度々。「1回1回が結構全力。固定給もない世界。依頼してくれる方がいてありがたい」
○…ステージでは環境問題やSDGsを大道芸のジャグリングやマジックを織り交ぜて解説し、子どもたちの目を釘づけにする。空気の動きや力を知る実験『空気砲』は今や代名詞。2018年には発射数や飛距離、正確さなどでギネス世界記録に認定された。「100ある知識を3から5まで削ぎ落してわかりやすく説明してこそプロ」ときっぱり。試行錯誤を重ね、3分のネタを納得いくまで仕上げるのに3年がかりという。「ライブは編集がきかない世界。そこに魅力を感じる」
○…荏田小学校、荏田南中学校を卒業。大学で教員免許を取得し、国際NGOのボランティアとして海外で植林活動も経験。卒業後、福祉の仕事に就いたが、33歳の時、上野公園でたまたま見かけたジャグリングに「本当に雷に打たれた。30分でこんなに人を感動させる空間があるなんて」。理科の教師だった父親の影響もあり、独学で新たな道を切り拓いた。
○…コロナ禍でライブを軸にしたエンタメ界の落ち込みを危惧している。自身のステージもコロナ前と比べて大きく減った。それでも「変わった経歴のおかげで様々なところから声を掛けてもらえる」。その強みを生かし、新たな融合を模索し始めている。「地域にはすごい人物が結構いるじゃんって思う。この点を線にするのがこれからの目標」
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