外国から来日したばかりの小中学生に日本の学校の習慣や言葉を教える日本語支援拠点施設「都筑ひまわり」が9月14日、都筑小学校(中川6の2の1)内に開設される。横浜市の事業の一環で、市内3カ所目。
市教育委員会によると、日常会話や授業内容の理解が困難で、日本語指導を必要とする児童・生徒の数は2021年5月時点で市内に3110人。ここ10年間で2・6倍以上に増加している。
市内の学校ではこうした児童・生徒が1校あたり5人以上いる場合、教員が加配され、校内に「国際教室」を設置するなどの様々な支援を行っている。ただ都筑区を含む横浜北部エリアでは「対象となる児童・生徒数が各校5人に満たず、点在しているケースが多い」と市教委の担当者。今回のプレクラスの設置で、より直接的な支援ができるようになるとして「保護者の不安軽減や学校側の負担の軽減などにつなげていきたい」と期待を寄せる。
プレクラスは小学校低学年、高学年、中学生の3クラスに分かれ、定員は各20人。9月14日からの4週間、在籍する小・中学校とは別に通いながら、日本語や学校で必要な知識を学ぶ。教員は教員免許の保持者と、日本語指導の資格保持者2人がペアを組んで担当する。都筑小学校内に設置されていることから、休み時間や給食などを通じた児童らとの交流も予定している。
学校生活ガイダンスも
8月25日には、同校で先行して新学期に備えた学校生活ガイダンスが行われ、中国とネパールから来日した親子3組が参加した。クラスの説明や学校の登下校までの流れ、運動会などのイベントや「道具箱」「連絡帳」といった日本の学校で必要な持ち物の説明があり、参加者の質問に対して通訳者が英語や中国語で対応する様子も見受けられた。
同施設の校長を務める藤本哲夫さんは「来日直後で不安を抱えている子どもたちが安心して学ぶことができる笑顔が溢れる場所になって欲しい。スムーズな教科指導や学校生活への移行につなげていきたい」と話した。
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