横浜市交通局は5日、市営地下鉄グリーンラインについて9月24日から6両編成による運行を順次開始すると発表した。これまでの4両編成から2両増結し、輸送力を増強して沿線の利便性と混雑緩和を図るのが狙い。
当面は1編成を使って平日朝のラッシュの時間帯にあてて混雑緩和を図る。ただ特定の車両だけの走行距離が増えてしまうことを考慮して、土曜日にも運行させて走行距離の平均化を図るとしている。
中山方面の6両編成は平日の午前7時39分・8時28分の日吉発の2本。日吉方面は午前7時14分・8時3分・8時52分の中山発の3本を運行。土曜日は午前6時50分から午後6時10分までの間に日吉方面、中山方面ともそれぞれ13本運行する。日曜日・祝日は6編成を運行しない。
2022年度中に3編成に増やして運行し、24年度末までに全17編成中10編成で6両化する計画としている。
車いす・ベビーカー優先スペースの拡充も図る。これまで1両あたり1カ所に設置していたが、増結する2車両には1両あたり2カ所に拡充する。6両編成には車いす・ベビーカースペースが8カ所設置されることになる。
利用者への6両車両の到着の伝達は、ホームに設置された案内表示器と放送で実施するほか、ホームドアに乗車位置を表示する。
グリーンラインは横浜市域を環状方向に結ぶ路線の一部として2008年に日吉駅-中山駅間で開業。10駅のうち6駅が都筑区にある。
都筑区の人口は08年の18万8519人(人口ニュースより)から鈍化しているものの、毎年着実に増加し、22年には21万4891人(同)に達した。
また沿線の人口増加に伴い、乗降客数も増加。08年度に約2623万人だったグリーンラインの乗降客総数は19年度は約5405万人まで増大。20年度はコロナ禍で大幅に減少したが、現在は回復基調にある。
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