横浜市歴史博物館で25日に朗読劇「奇跡の歌姫―渡辺はま子」を公演する 五大 路子さん 港北区在住 女優
都筑区から日本中に思いを発信
○…「歌声によって多くの人の命を救った浜っ子がいた。今を生きる私たちがそこから何を学んで生きていくのか」。戦争に翻弄されながらも歌声で世の中を動かした大歌手をテーマとした朗読劇『奇跡の歌姫-渡辺はま子』を3月25日に横浜市歴史博物館で公演し、主演を務める。「当時の人たちが何を体験して、今があるのか。説教でなく、肌で感じてほしい」
○…チャーミングな笑顔に気さくな人柄。語り出せばその場がパッと明るくなる。「都筑区の方の目に留まって、こうした機会をいただいた。都筑区から日本中に思いを発信したい」。今回の朗読劇は都筑区制30周年のプレイベントして開かれる。日頃から都筑区に訪れることも多く、「新しい街であり、自然も沢山残っている。素敵な公園がいっぱいあっていいですね」とお気に入りだ。
○…港北区で生まれ育ち、横浜愛に溢れる。NHK朝の連続テレビ小説『いちばん星』の主役でデビューしてドラマや舞台を中心に活動し、1999年に劇団「横浜夢座」を旗揚げ。『横浜ローザ』をはじめ、横浜にまつわる歴史や人をテーマに舞台を繰り広げてきた。ただコロナ禍に直面し、「手も足も出ない状態」と苦悩を抱えたが、朗読劇や一人芝居として活動を絶やさず続けてきた。
○…ローカルな視点で物語を掘り下げ、その根底にある普遍性に焦点を当てるのが五大流の舞台づくり。「その場で起きた出来事をその場で演じることこそがステータス。こんなにすごいことはないじゃないですか」と目を輝かせる。来年で横浜夢座を立ち上げて25年、自身が舞台活動を始めて50周年を迎える。「横浜にこだわってきた総決算。ローカルから日本中へ発信できるものを突き詰めていきたい」
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