緑道ハレバレ会主催の講演会「緑道を中心とした都市を語る」が4月22日、センター北にある横浜市歴史博物館講堂で行われた。
講師は、開発初期から港北ニュータウンのマスタープラン計画に参画し、緑道設計の統括責任者を務めた上野泰さん。講演に先立ち、江幡千代子代表は「緑道マップには書き切れなかった深いお話を聞ける機会。街の見方が変わると思う」とあいさつした。
港北ニュータウンは、日本住宅公団(当時)を中心に「緑の環境を最大限に保存する開発」などを方針に掲げ1970年代から開発された。大きな特色が、地区内の緑道を骨格として公園や民有地の緑地などを連結させた「グリーンマトリックスシステム」と呼ばれるオープンスペースの計画手法だ。
上野さんは、この手法にたどり着くまでの背景や考え方など、当事者ならではの視点で解説。また、緑道を構成する空間や要素を、実際にデザインした広場や橋、モニュメントの写真で示しつつコンセプトと共に紹介した。最後は、「『緑道』を活かした未来のかたち」に言及。維持管理の適正化や担い手の拡充など、今後の課題に触れながら、市民がイニシアティブをとり行政や企業と連携していく手法を提言した。
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