認知症啓発のシンボルカラーのオレンジ色の花で都筑のまちを染め、社会全体で支える雰囲気を醸成したい――そんな思いを共有した有志が立ち上げた「オレンジオーレ」。9月の「世界アルツハイマー月間」に向け、マリーゴールドの種を配布している。
まちをオレンジ色の花で彩るこの活動は、「オレンジガーデニングプロジェクト」と呼ばれ2020年に新潟県長岡市から始まった。「認知症になっても暮らしやすいまちをみんなで創っていこう」という趣旨に各地の団体が賛同し、全国的な活動に広がっている。
オレンジオーレは、この活動に共感した認知症サポーターを養成する区内の認知症キャラバン・メイトの有志が集まり、今年1月から本格始動した。コアメンバーは9人で、その職業は在宅看護師やグループホームの施設長、町内会長など様々だ。代表を務める横尾佳子さんは、行政書士で成年後見人としても活動する。「自分もいつか当事者になるかもしれない。そうなっても、身近な人とのつながりを失わず生活できる、思いやりにあふれた地域をつくるきっかけになれば」と話す。
今年は本格的にこの活動を広げようと、区内6つのグループホームの協力を得て、マリーゴールドの種が入った袋を約300用意。利用者が一つひとつ袋につめたほか、印刷されたマリーゴールドの絵に色を塗った。
この種を賛同者に配布するほか、9月には苗も配布する予定だ。「認知症啓発の活動は介護医療従事者が多いが、もっと一般の人にも広げていきたい。オレンジの花を植えたり、種をまき、楽しく活動いただける個人・団体を募集中です」と横尾さん。興味がある方は横尾さん(【電話】045・515・1810/【メール】camel445791@gmail.com)に連絡を。
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