国内初となる美と健康を学ぶ専門職大学「ビューティ&ウェルネス専門職大学」(運営/学校法人ミスパリ学園)が4月、牛久保に開学した。初年度は全国から149人が入学。美容や医学、自然科学など幅広い分野を学び、企業内実習などを通して美と健康のプロフェッショナルを目指す。
専門職大学とは2019年から始まった制度で、専門職業人を目指して必要な知識や理論、実践的なスキルを身に付けるカリキュラムが特徴。600時間の企業内実習や高い実績を持つ実務家教員の配置などが義務づけられている。卒業生には「学士(専門職)」の学位が与えられる。
同校で学ぶのは美容とリラクゼーションの「ビューティ」と、心身の健康をもとに美しく豊かな人生をめざす「ウェルネス」を融合した新しい学問「ビューティ&ウェルネス」。
当初は2021年4月の開学を目指していたが、これまで学問として美容分野がなかったことから文部科学省への設置認可申請が難航。同法人は「ビューティ&ウェルネス」を学問分野として確立するために研究所を設立し、美容に関する科学的な知見の立証や、同学問が生活の向上にいかに関連するかを論理的に裏付けるために尽力してきた。
2022年8月にようやく設置認可を受け、4月3日、牛久保のオンワード総合研究所跡地に開学した。
法人事務局長の杉原昭二さんは「少子高齢社会に求められる多様な人々の人生に豊かさをもたらす美と健康のプロフェッショナルの育成を目指したい」と話す。
初年度は定員234人に対して149人が入学。「サロンを経営したい」「化粧品の開発に携わりたい」など様々な夢を掲げた学生が日々切磋琢磨している。11月には初の学園祭も予定しているという。
また、地域貢献は大学としての使命として、一般参加可能な講演を定期的に開催するほか、今後は図書館を開放するなど地域に開かれた場所を目指していくという。杉原さんは「地域の方々を巻き込んで様々なことにチャレンジできれば」と展望を話した。
![]() 実習中の学生たち
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