8月に行われた第72回神奈川県吹奏楽コンクールで区内、荏田南中学校(松浦良彦校長)と茅ケ崎中学校(高山俊哉校長)の吹奏楽部が入賞。9月3日の第29回東関東吹奏楽コンクール(以下東関東)の出場を決めた。
荏田南中吹奏楽部の東関東出場は、2年ぶり2回目。部長の古海芽衣さん(中3)が、部員58人をけん引する。毎日の練習で演奏技術を磨く中、「大変で、つらいと思うこともあったけど、その度に成長のチャンスだと思って頑張ってきた」と振り返る。
顧問の永野潤教諭は「生徒の日々の練習が実を結んでよかった」と胸をなでおろす。モットーとしている”音で心を表現すること”を実践し、「東関東で演奏する12分間を、存分に楽しんでくれたら」と期待を込める。
茅ケ崎中吹奏楽部は学校創立42年目で初の東関東へ。部長の川瀬陽大さん(中3)は「部活を楽しく、明るくするための雰囲気づくりを心がけてきた」と話す。予選では緊張せず、今までで一番いい演奏ができたという。強豪が集う東関東を前に、「演奏が上手な学校はたくさんあるが、負けないように持ち味を生かして、明るく、楽しく演奏したい」と意気込む。顧問の明日山賢一教諭は「初出場でも気負わず、自分たちのできる最大限の演奏をしてくれたら」と話した。
互いに高め合い
今年7月には合同練習を行うなど、互いに切磋琢磨してきた両校。「自分たちとはタイプの違う演奏を聞いて、生徒たちは良い刺激になったのでは」と明日山教諭は話す。東関東での演奏の順番は、くじ引きで決まるが、茅ケ崎中が5番目、荏田南中が6番目と続く。また、選択した自由曲の作曲者が同一人物であったりと、偶然も重なった。
全日本吹奏楽コンクールの予選にもなっている東関東(中学生Aの部)は9月3日(日)、茨城県の水戸市民会館「グロービスホール」で行われる。
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