11月19日、都筑区役所でエンディングノートの書き方講座の講師を務める 横尾 佳子さん すみれが丘在住 56歳
「相手の立場を知りたくて」
○…「いま一歩を踏み出せない人が『終活』を始めるきっかけになれば」と講座の講師を引き受けた。行政書士の立場から、遺産の話で揉めて「争族」になってしまった遺族など終活に関する様々な人や事例を見てきた。「早いうちからの準備が大切。50代、60代の方が少しでも終活に対して前向きになってくれたら」と話す。
○…行政書士が扱う成年後見制度の利用者は、認知症の人が少なくない。関わっていくうちに、認知症そのものに興味を持った。「もともと仕事”だけ”の関係があまり好きじゃなかった。相手の立場を理解した上で仕事がしたかったんです」。10年前から本や講座で知識を深めた。また、山田地区で認知症の行方不明者を探すアプリの普及活動などを行い、地域で認知症の人を見守るための活動を続ける。認知症当事者や地域の人たちが交流を深める「認知症カフェ」の運営にも8年半携わってきた。今月、100回目を迎えた同取組も「通過点の1つ」とさらり。「最近、自分が認知症であるとオープンにしてくれる人が増えてきたので嬉しい」とほほ笑む。
○…多忙な日々に癒しを与えてくれるのは大好きな露天風呂だ。休日には伊豆や箱根に足を運び、リフレッシュする。「観光そっちのけでお風呂ばっかりです」とにっこり。また、バンド活動も活力の源に。複数のバンドグループに所属し、30年来の友人たちと演奏の腕を磨く。
○…活動を通して、認知症になっても楽しく過ごす人たちを沢山見てきた。「先行する認知症のマイナスイメージを払拭できるように、これからも活動を続けたい」と意気込む。他人を思いやり、どこまでも、仕事と当事者と向かい合うためにこれからも前へ。
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