神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2023年11月23日 エリアトップへ

コラム㊶専門医が分かりやすく解説 目のお悩みQ&A 『近視が強いと眼の病気が出やすいと聞きましたが、どう注意したらよいでしょうか?』

公開:2023年11月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
目のお悩みQ&A

 近視は主に眼の長さ(眼軸長)が長くなることでピントの位置が手前になり遠方が裸眼で見えにくくなる状態ですが、近視の値がマイナス5Dを超えると「強度近視」といわれます。強度近視は単に眼の長さが長くなるだけでなく、網膜や視神経なども引き伸ばされて構造的な弱さを呈してしまうことが問題です。

 一番は網膜に穴が開き眼の壁から剥がれてしまう「網膜剥離」です。初期症状の飛蚊症や光視症が出たら早い段階で受診し、網膜裂孔ないし軽度の剥離ならレーザー治療で済む場合もあります。しかし、網膜がある程度剥がれてしまうと、本格的な手術が必要です。

 その他、緑内障も出やすいです。緑内障は初期の自覚症状が出にくく、症状を自覚するのは進行後ですので、40歳を過ぎたら検診を受けることが大切です。網膜の中心部の黄斑に新生血管を生じ、近視による黄斑変性を起こすこともあります。治療には硝子体注射などが必要になります。

 白内障についても水晶体の中心部が硬くなる「核白内障」が多く、近視が急に進むことがあります。眼鏡がすぐ合わなくなるようなら疑う必要があります。また、レーシックや白内障手術などで近視を治した場合でも、元々の近視の眼の特性は残るため、こういった病気に注意が必要です。強度近視の方は、何か不調を感じたら、早めの受診が重要です。


■たまプラーザやまぐち眼科/青葉区新石川3の14の14/【電話】045・913・0333/【URL】https://tamaplaza-eyeclinic.com

都筑区版のコラム最新6

災害に備える

〜医療・介護の視点から〜

災害に備える

■都筑区リハビリテーション連絡会

4月10日

勝利へ市民の後押しを

TO THE BONE横浜ビー・コルセアーズ vol.18

勝利へ市民の後押しを

3月27日

災害に備える

〜医療・介護の視点から〜

災害に備える

■横浜高齢者グループホーム連絡会

3月13日

4試合ぶり勝利目指す

TO THE BONE横浜ビー・コルセアーズ vol.17

4試合ぶり勝利目指す

2月27日

ラグビー部の活躍を学園の教育へ

コラム「学校と社会をつなぎ直す」㊲

ラグビー部の活躍を学園の教育へ

桐蔭学園理事長 溝上慎一

2月27日

災害に備える

〜医療・介護の視点から〜

災害に備える

■都筑区小規模多機能連絡会

2月13日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 災害に備える

    〜医療・介護の視点から〜

    災害に備える

    ■都筑区リハビリテーション連絡会

    4月10日

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook