都田西小学校PTAは1月22日、解散の是非を問うweb総会を実施した。31日にはホームページで、解散賛成245人、反対1人という結果を報告。来年度が始まる4月から保護者会として新たなスタートを切ることになった。区内小学校PTAの解散は初。
PTA活動の在り方が全国的に問われる中、同校PTAは以前から「誰もがより気軽に楽しく参加できる組織」を目指し、組織の見直しに取り組んできた。
2023年度は完全に任意入会制にしたところ、加入率は約2割に。さらに業務の洗い出しや半ば強制的だった委員の一部をボランティア制にするなど体制を見直した。植村広郎会長は「スリム化を進めると、PTAとしての存在意義が薄まった。7月に新しい団体にしようと提案した」と振り返る。今年度のボランティア制の移行では、目立った問題はなかったという。
同校PTAでは、ホームページに各ボランティアの活動紹介や旗振り活動の参加予約、イベント紹介、ブログなど様々な情報を集約し、誰でも見られるように公開している。今回の総会の内容や結果、寄せられた意見も、すべてアップした。「皆さんの声で成り立つものなので、意見は大切にしたい」と植村会長。解散に対しての意見も総じて前向きで、「今の時代の流れに合ったやり方に変えていただき感謝」「できる範囲で協力したい」という声が多数を占めた一方、「旗振りに立っていない日があるのが不安」という意見もあった。「興味のない人を振り向かせることがこれからの課題」と話す。
4月からの「保護者会」は運営とボランティア活動部会から成り、「中学や高校の生徒会のようなイメージ」だと説明。保護者からの運営費は取らないため、当面は繰越金でやり繰りする。植村会長は、「無理なく本質を追い求めた結果。『できる人が、できる時に、できることをする』というボランティア精神にのっとり運営や活動をすすめていく」としている。三橋淳子校長は「どういう形であっても保護者が笑顔であれば、子どもの笑顔につながる。よく1年でより良い体制を形にしてくれたと思う」と話した。
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