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都筑区版 公開:2024年7月4日 エリアトップへ

地域環境美化功績者として環境大臣賞を受賞した 志田 洋子さん 佐江戸町在住 74歳

公開:2024年7月4日

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志田 洋子さん

「5歳の洋子ちゃん」面目躍如

 ○…区内の子どもから高齢者までごみの分別を広め、『分別の母』と呼ばれて20年。「やってみれば難しいことではない。徹底することが大切」とリサイクル、リユースにつながるごみの分別の本質をしみじみと語った。

 ○…佐江戸生まれ、佐江戸育ちの「佐江戸っ子」。小さい頃は「紙は焚き付けで燃すし、油は瓶に、お菓子も紙袋に入れて量り売り。鍋は穴が空くまで使うし、金物は引き取ってくれたし。ごみなんか全然出なかった」と振り返る。モノを大事にしていた幼少期。大学の家政科で10年ほど助手を務めていた頃は、生ごみを出さないよう残さず使うアイデアを考えるのが楽しかったという。「野菜くずも煮たり焼いたり、炒めたり。魚の骨も焼いて骨煎餅にしたり」と懐かしそうに振り返る。カニやエビの殻はミキサーで粉砕して家庭菜園の土に混ぜたり、蜜柑の皮も干して再利用するなど今でも日々の生活に活かされている。

 ○…子どもたちへの分別啓発では体を張った。寒い時期でも短パンをはいて『5歳の洋子ちゃん』を演じた。コロナ禍もあり出番はなくなったが、街中で二十歳くらいの子から「劇やってたおばさんだよね?」「『5歳の洋子ちゃん』だよね?」と声をかけられることもあるという。「浸透してたんだ」と面目躍如といった様子で満面の笑みを浮かべた。

 ○…区内のイベント会場のゴミ捨て場でも分別が徹底されており「今のこどもたちは生まれた時から分別を知っている」と人生の『後輩たち』を頼もしく見守る。一方でマイクロプラスチックの影響など、心配の種も尽きない。リサイクルの分野も進んでいる。「日々勉強して、追いついていかないと」。分別の思いは衰えを知らない。

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