横浜市小学生野球連盟(YBBL)が主催する「第120回春季大会」の決勝が6月30日、俣野公園・横浜薬大スタジアム(戸塚区)で行われ、都筑区内で活動する「川和シャークス」が優勝した。同大会には市内192チームが参加。シャークスは5年ぶり2度目の栄冠を手にした。
YBBL大会は、毎年春と秋に行われている横浜市独自の学童軟式野球大会。出場チームは16ブロックに分かれて予選を戦い、各ブロックを勝ち抜いた2チームがトーナメント形式で競われる本部大会に出場できる。
シャークスは予選ブロックを3戦全勝で勝ち抜き、第1代表で本部大会に進出。1回戦、2回戦、準々決勝を無失点で勝ち上がった。
都筑区対決となった準決勝では、横浜球友会と対戦。打線が長打に小技を絡めて6点を奪うと、脇門実樹投手(中川小6年)が相手をノーヒットノーランに抑え、決勝進出を決めた。
決勝の相手は、昨年秋の優勝チーム・戸塚アイアンボンドス。シャークス打線が爆発し、相手の反撃を跳ね返して、15対7で5年ぶりの優勝を決めた。
木口淳太主将(すみれが丘小6年)は「全国大会につながる春の高円宮杯(市大会)でベスト16で負けていたので、優勝できてうれしい」と振り返り、「8月の専修大学カップ(県大会)で勝って、その後の横浜銀行カップに出場したい」と今後の抱負を語った。今大会の最高殊勲選手賞に選ばれた脇門投手は「こうした賞をもらえたのも仲間や監督、コーチのおかげ。感謝の気持ちを忘れず、みんなを引っ張っていける選手になりたい」と目標を語った。成田辰徳監督は「多くの方々の支えがあって優勝することができた。このチームはまだまだ。次の大会で勝てるように、一人ひとり成長していってほしい」と話している。
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