大がかりな舞台装置や衣装、オーケストラを極限までシンプルにし、豊かな歌唱力と演技力で”オペラの神髄”を追求する「クオーレ・ド・オペラ」が10月2日(水)、ヴェルディ作曲の「リゴレット」を公演する。
クオーレ・ド・オペラは2013年に活動を開始。日本に広くオペラを普及させ、次代の音楽家を育成しようと活動してきた。今年4月に本拠を横浜に移し、一般社団法人化。公演監督の藪西正道さんは、横浜が日本でのオペラ発祥の地と言われていることに触れ「今後も横浜で定期的に公演し、オペラを根付かせていきたい」と意気込む。
同団体が舞台を簡素化する理由は、オペラの神髄を追求するとともに、公演のハードルを下げ若手が出演する機会を創出するため。若手の実力が上がっている一方で、藪西さんは、キャリアが積めず辞めていく若者を多く見てきた。「20代前半から30代までが舞台に立つ機会を増やさないと」と危機感を募らせる。
通常のオペラはオーケストラだが、同公演は3人編成。音楽監督の西野薫さんは、「曲を3人に合わせて編曲をしている。少人数の魅力も感じてほしい」と話す。
指揮は世界で活躍する澤村杏太朗さん、演出は江頭隼さん。出演は上江隼人さん、相原里美さん、宮里直樹さんら次代を担う実力派が集う。公演は、横浜市市民文化会館関内ホールで午後6時30分開演。チケットは全席指定で一般7000円、25歳以下1000円。チケットぴあのPコードは272712。
10組20人を招待
この公演に抽選で読者10組20人を招待する。Eメールで件名に「リゴレット招待」とした上で〒住所、氏名、年齢、電話番号を記載し、【メール】opera@cuoredopera.comへ。当選者にはメールで通知。締め切りは8月24日(土)午後6時。(問)【電話】080・9561・7451
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