戦争の悲惨さ、平和の尊さを次の世代にしっかりと継承 神奈川県議会議員 しきだ博昭
先の大戦が終わりを告げ、79回目の夏を迎えました。
激しい戦禍の中、愛する家族や肉親を思い、祖国の行く末を案じつつ無念の最期を遂げられた戦没者の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、かけがえのない肉親を失われたご遺族の皆様に心からお慰めの言葉を申し上げます。
今や、私を含め、戦後生まれが国民の大半を占め、戦争体験者やご遺族の高齢化に伴い、戦争体験の風化が危惧されています。
恒久平和を希求する我々の思いを打ち砕くように、世界に目を転じれば、ロシアによるウクライナ侵略やパレスチナ問題をはじめ、今なお、戦火が絶えることはありません。
広島生まれでもある私は、改めて、戦争の悲惨さや平和の尊さ、命の大切さについて、次の世代にしっかりと継承していくことが、今を生きる我々の責務であると痛感しています。
これまでも、機会あるごとに、議会の場等を通じて、発信してきました。上大岡にある県戦没者の慰霊堂への参拝が困難な方々への配慮のため、参道を拡幅するよう議会で提案し、実現しました。
また、昨年、Ｇ７サミットが広島で開催された際に、広島の平和記念公園内に設置されている「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんが病床で折った折り鶴のレプリカを、来日する各国首脳にお渡しするよう、禎子さんの甥にあたる佐々木祐滋さんとともに、岸田文雄総理に提案し、実現しました。
これからも、恒久平和を希求する心ある皆様とともに、戦争体験の次世代への継承をはじめ、様々な活動を続けていきたいと思います。
佐々木祐滋さん（左）とともに岸田総理に｢サダコ鶴｣のレプリカ贈呈を提案
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