9月は「防災月間」。早渕在住の今出敬太郎さん(39)は、地震や台風などの自然災害で避難を余儀なくされた際、「ペットとの避難」などについて関心を持ってもらおうと、「都筑ペット防災を考える会」を立ち上げ、活動を続けている。今出さんは「ペットが救えなくては、人も救えない」の思いで活動を続けている。
地元への恩返し
今出さんは小学4年生の時に阪神淡路大震災を経験。「マンション住まいだったが、改めて地域のつながりを感じた」という。同年4月に都筑区へ。小、中学生の時に野球で活躍し、多くの地域の人に応援されたことなどもあり、「恩返しがしたい」との思いが強くなった。中でも地域の安全や防災の面で貢献できれば、と考えるようになり、大学卒業後、警察官に(今は退職)。予備自衛官(補訓練修了)や地元の消防団に入団するなど、地域を防災面から支えるようになった。
一方で「自分にしかできない事」を考えるうち、ペット防災に行き着き、同会を立ち上げた。自身もペットに癒されたり救われたりした経験があるという今出さん。「ペット防災は、あくまでも人を守る防災。ペットは家族、と考える人に思いを寄せないと、守れる命も守れなくなる」と考えるようになった。
今出さんは、横浜市や都筑区の動物適正飼育に関する懇談会委員や推進員などを務めるほか、防災に関するさまざまな資格も取得。ボランティアや他の防災関連団体とも横のつながりを広げている。また自ら着ぐるみを着て区民まつりや「つづき人交流フェスタ」などに参加し、「ペット防災」に関心を持ってもらうための活動を続けている。
対策セミナー開催
同会では、動物愛護週間(9月20日〜26日)中の9月21日(土)、勝田小学校コミュニティハウスで、今出さんが講師となり都筑ペット防災対策セミナーを開催する。参加無料。午後2時から3時30分。参加希望者は左記2次元コードから申込み。なおセミナーへのペット同伴は不可。問合せは【メール】tsuzukipetbousai@gmail.comへ。
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