特殊詐欺の被害が相次ぐ中、未然防止を目的とし、自宅の固定電話に迷惑電話防止機能のついた電話機や装置を設置する家庭も出てきている。
区内在住で、防犯指導員として地域の見守り活動などを行う坂根康文さん(78)は、今年3月に同装置を設置し、効果を実感しているという。
同装置は、電話をかけてきた相手に対し、呼び出し音が鳴る前に「通話内容を録音します」とのメッセージが流れる。装置は実際に通話を録音できる。
坂根さんは、都筑警察署員から同機能を紹介され「日頃から色々な用件で電話が掛かってくるから」と装置の設置に至った。「これまでに8件、録音のアナウンス後に電話が切れたことがあった。怪しい電話が減るので助かっている」と設置から半年ほどで効果を実感している。
知り合いなどにも同機能の効果を広めている坂根さん。関心を持って聞いてくれる人はいるが、装置の設置には費用が必要なこともあり「設置した」という声は上がっていないという。
坂根さんは「設置が難しい場合は、留守電の設定だけでも充分効果はあると思う。詐欺に遭わないためにも、自分たちでできる対策はしてほしい」と注意を促した。
大切なのは会話
坂根さんは同機能の他にも「家族との連絡は必ず携帯で」「見ず知らずの人に金品を渡さない」などのルールを設け、詐欺対策を行っている。
坂根さんは「一番の防犯対策は、家族や地域住民とのコミュニケーション。万が一に備えて、普段から話をしておくことが何より大切」と話す。
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