横浜市内全域で、水道局員や委託業者を装い、自宅を訪問したり家の中に入ろうとする不審者が増加している。水道料金の未納を理由に個人情報を聞き出そうとする電話やメールも確認されている。横浜市水道局では「不審な訪問や連絡があった場合は、身分証の提示を求めるなど十分に注意してほしい」と呼び掛けている。
市水道局によると、4月から10月21日までの約半年間で、水道局関係者を装った不審者の情報は369件に上り、前年同時期に比べ増加傾向にあるという。
不審な訪問の事例として最も多いのは「水道局から依頼されて漏水調査に来た」などと話し、家の中に入ろうとするもの。同様に水道局や委託業者を名乗り、水質検査を行う事例も報告されている。結果、水道管洗浄や浄水器の購入などを勧められるケースも発生している。
また「今月は水道料金を現金で集金することになった」などと言って、現金をだまし取られるケースや「水道料金が未納のため、給水を停止する」といった内容のメールが届き、個人情報やクレジットカード情報等を盗み取る事例も確認されている。
身分証の確認を
市水道局によると、事前の依頼が無い限り、職員が自宅を訪問することはない。また訪問による料金徴収、メールによる案内も実施していない。
水道局員や委託業者は身分証明書を携帯している。市水道局では「訪問があった場合は、必ず身分証の提示を求めるなど確認を。少しでもおかしいと思ったら、お客さまサービスセンターに問合せを」と話している。
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