横浜市は、都筑区内にある国指定史跡「大塚・歳勝土遺跡」の環境整備のため、クラウドファンディング型ふるさと納税で市内外から寄付を募っている。期間は12月31日まで。
クラウドファンディング型ふるさと納税は、地方自治体が課題解決を目指し、特定のプロジェクトに対し寄付を募る仕組み。横浜市は2022年度に初めて消防音楽隊のパレード服更新の寄付募集を行っている。市内、市外在住を問わず参加でき、ふるさと納税同様の税控除を受けることができる。今回の目標金額は300万円。
大塚・歳勝土遺跡は、弥生時代中ごろの環濠集落(大塚遺跡)とその墓地の方形周溝墓群(歳勝土遺跡)からなる国指定史跡。1992年から遺跡整備が始まり、弥生時代の竪穴住居や環濠・木柵、方形周溝墓などを復元。96年に大塚・歳勝土遺跡公園として開園した。
学び支える文化財守る
同園にはこれまでに約150万人が来場。その約6割が小中学生で、横浜市歴史博物館と合わせて社会科の見学コースにもなっている。また同園は都市公園と一体となっており、園内には横浜市指定文化財旧長沢家住宅を活用した都筑民家園や工房・大型地形模型・体験広場などの多くの施設がある。
一方で、遺跡整備から32年が経過し、自然素材で作られた門や柵、かやぶき屋根などは老朽化が進んでおり、修繕が追い付いていないのが現状。
今回のクラウドファンディングでは、横浜の歴史や文化を学ぶ場の次世代継承を目的に、老朽化した門や柵の交換、かやぶき屋根の修繕など環境整備に活用される。
返礼品には、博物館のオリジナルグッズや遺跡に関する書籍のほか、かやぶき屋根職人から学ぶ「差し茅」体験講座や博物館の学芸員によるガイドツアー+火起こし体験などが用意されている。
ふるさと納税の申込みは下記二次元コードから。
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