ニュースポーツ「フリー・サッカー」を提唱した 山崎 征男さん 加賀原在住 81歳
都筑発 フリー・サッカーを
○…「若年層や女性も体に負荷をかけずに楽しめるように」と、ニュースポーツ「フリー・サッカー」を提唱。昨年10月に刊行した著書「スポーツ新時代へ」ではサッカーのほか、野球やテニスのルール改定を提案し、「スポーツをより親しみやすいものに」と啓発活動に励んでいる。「スポーツには、まだ封建的文化や身体への負荷など、課題が残っていると感じる。少しでも改善していけたら」と使命感を語る。
○…東京都渋谷区で生まれた。幼少期、父親に連れられて力道山の試合を見に行ったことを機にスポーツ観戦に熱中。小学生時代にはスポーツに関する事柄だけを記した「スポーツ日記」を著していた。「当時は自宅にテレビがなかったので、父と喫茶店に行き観戦していた。クラスの中でも、スポーツへの愛は誰にも負けなかった」と懐かしむ。
○…神奈川県教育庁に勤務時代、スポーツ行政を所管する部署に携わり、国民体育大会の県団長などを務めた。また、高校野球の県代表の複数化を実現するべく、邁進する日々を過ごした。離職後、高校野球の複数代表は記念大会などで実現された。「球児たちのために、やれることはできたかな」と微笑む。
○…時代が昭和から平成に移った頃、都筑区へ移り住んだ。「当時はセンター北も南も何もなかった。地域の発展をこの目で見てきたので、愛着はとても強い」と語る。今後はフリー・サッカーを「『都筑区発』のニュースポーツ」として普及するため、啓発活動に専念する予定だ。「まずは多くの人に実践してもらい、魅力を知ってもらえれば。部活動の指導者などに協力をお願いして、子どもたちが楽しむ様子を見るのが今の目標」と瞳を輝かせた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>