都筑区を拠点に活動する「NPO法人シェアリングケアリングカルチャー(三坂慶子代表理事)」がこのほど、こども家庭庁の「未来をつくるこどもまんなかアワード」で、「こども・若者活動奨励章」を受賞した。
表彰は、こども家庭庁が「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組を実施する個人や団体を表彰するもので、昨年度に続き2回目。同法人は内閣総理大臣および内閣府特命担当大臣表彰の受賞こそならなかったが、活動を広く紹介することが相応しい団体として「こども・若者活動奨励」を受賞した。
同法人は、言葉や文化の壁を感じている外国籍親子の居場所づくりのため、2014年に三坂代表が日本在住の外国出身者と一緒に設立した(19年にNPO法人化)。
三坂代表は、アメリカで過ごした小学生時代に母親が英語が分からず苦労していたことや教員時代に接した外国人親子の苦労などを目の当たりにしており、これらの経験が設立のきっかけとなっている。
主な活動は、外国人の子育て支援事業と外国出身者を講師としたこども多文化交流事業。外国人向けに地域の子育て情報を掲載した冊子の発行や図書館での多言語お話会などを通し、地域の人や情報とつながるコミュニティ支援を行っている。
今回の受賞を受けて三坂代表は「子どもたちや青少年のための活動を奨励する活動が評価され、受賞することが出来ました。多くの支援者の励ましと献身のおかげです。揺るぎないご支援に心より感謝申し上げます」と謝辞を述べた。
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