佐江戸町で造園業を営む株式会社牧野造園(牧野幸太代表取締役社長)が、桑畑に井戸を掘る資金をクラウドファンディングで募っている。期間は4月末まで。目標金額は300万円。
子どもたちに養蚕の体験を
養蚕は、かつて横浜を代表する産業の一つで、多くの小学校で蚕の飼育を行っていた。しかし市内に養蚕業者、桑栽培農家は無くなり、飼育する小学校も年々減少傾向にある。
同社では改めて養蚕に光を当て、子どもたちが養蚕・製糸体験ができる場づくりを目指すため、プロジェクト「シルクウッズ横濱」というプロジェクトを立ち上げた。
昨年3月に旭区の休耕地に、桑の苗木を400本植え、桑畑に。夏には高さ2mを超えるほどに成長する木もあり、今年も苗木を増やし、2026年から養蚕を開始する予定でいる。
一方で、畑には上下水道が通っておらず、桑の葉の洗浄や今後予定している体験施設で使用するのに欠かせない水を確保するため、井戸を掘ることを決意。そのための資金をクラウドファンディングで協力を求めるという。井戸掘りは今年8月の着工、11月の完成を目指す。
寄付に対するリターンは金額に応じ、ホームページへの名前掲載や同社製造の竹炭、絹製品など。牧野社長は「教育の観点からも日本のシルク文化の継承のためにも」と協力を呼び掛ける。問合せは牧野造園【電話】045・941・4764。
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