新しく都筑警察署長に就任した 扇山 剛さん 都筑区在住 57歳
信頼築き、安全な街へ
○…着任後、はじめに署員に伝えたのは「治安の基盤が、地域住民の信頼につながる」。「安全安心な街づくりには、地域住民の協力が不可欠。まずは信頼を得ないといけない」と話す。署長室に来やすい雰囲気づくりを心がけ、署員とのコミュニケーションも積極的に図る。「仕事を楽しく。『警察署員で良かった』と思ってもらえるような環境をつくっていきたい」と意気込む。
○…長崎県出身。少年時代から「体を張った仕事で社会の役に立ちたい」と志向。5歳上の兄が機動隊として「成田闘争」の現場で活躍する姿に感化された。以前、本紙の取材で「兄への憧憬」について語り、その記事を見た親戚一同に「知らなかった」と驚かれたという。「赤裸々に書かれ恥ずかしかった」と頬を赤らめる。高校卒業後「サザンオールスターズが好きだったから」と神奈川県警へ。
○…旭署で警察人生のスタートを切った。機動隊では5年間、同年代の仲間たちと切磋琢磨。阪神・淡路大震災の際には神戸に赴いた。東日本大震災時には関東管区警察局へ。全国の警察が一体となって大災害に取り組む姿を目の当たりにし、治安の大切さを改めて痛感した。2023年に初めて宮前署で署長職に就き、特殊詐欺の抑止対策など、治安維持に力を注いだ。
○…休日は、管内を散歩する。「早く地域のことを知りたくて」。都筑の印象を「緑が多く、住みやすそう」と話す。一方で「大きな商業施設が多いので、万引きなどに警戒したい」と防犯面にも目を光らせる。住民の困っていることに、常にアンテナを張り、地域に則した防犯対策を行う予定だ。「やれることは何でもやるつもり。地域住民に誠実に寄り添いたい」
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4月27日~4月27日