サウスウッド館長を務める 稲垣 裕一さん 横浜市在住 48歳
街の賑わいと一体で
○…「街に貢献できる施設に携われるのはありがたいこと。コミュニティ支援や環境に配慮した施設にしていきたい」。大型商業施設「サウスウッド」の10月31日のオープンにあたり、館長としての意気込みを語った。施設を運営するプレッシャーを感じる一方、楽しみな気持ちも大きい。
○…センター南駅前に立地することへの意識は高い。地域のイベントが多く行われるすきっぷ広場に面し、街の賑わいとの一体感を目指す。館内も路面店感覚で店舗を配置することで、「商店街」のようなイメージに。「散歩のように気軽に立ち寄ってもらいたい」と願いを込める。ニュータウンとしての都筑区を勢いのある地域と位置付ける一方で、「平日の昼に社会人や学生などがもっと増えていけば」と課題も見据える。「来年で都筑は20周年。地域全体で盛り上げていきたい」
○…学生時代にバックパッカーで海外を巡るうち、建築に興味を持つように。そこで、大学卒業後はビル開発のディベロッパーの会社に勤めた。1997年、サウスウッドを運営する(株)横浜都市みらいの前身となる会社に転職。98年には、同社が運営する「ショッピングタウンあいたい」がオープンし、ディベロッパーの経験を買われ開業時から携わった。10年からは、あいたいの館長に就任。重要なテーマとなったのは、経営状況をテナント任せにしないこと。密接な関係を築くために販売促進部会を実施するなど、ヒアリングに力を入れた。「困難と思うとマイナスになる。解決方法を考えていくのが大事」。こんな持ち前の堅実さとポジティブさで、走り出すサウスウッドの先頭に立つ。
○…小学生時代から歴史好きで、現在も古い建築物などを見に行くのが趣味。「古いものが今も存在することにパワーを感じます」と笑顔。こんなバイタリティも、仕事への原動力。これからどんな施設になるのか、街がどう変わるか、『ワクワク』をつくっていく。
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