30周年を迎える見花山の自治会会長 西潟 純一さん 見花山在住 73歳
見花山は第二の故郷
○…住宅地が広がる都筑区見花山。今年は同地域が港北ニュータウンの建設に伴い、「見花山」と命名されて30年。11月10日(日)には記念式典が行われ、現在は自治会会長としてその準備を進めている。「先代が種をまいた歴史に大きな花を咲かせたい」と意気込む。
〇…古代史好きの自身にとって見花山は特に愛する街。というのも同地区は新石器時代の遺跡が発見されるなど、何万年もの歴史が続く街だからだ。古代人が山菜を採っていたとされる場所が現存し、今でもタラの芽などが採れるという。また「地域を盛り上げたいという人が多い。こんなに意識の高い街は少ないよ」と目を輝かせる。そんな見花山に郷土愛を感じてもらえるよう、夏祭りや芋煮会などのイベントを企画してきた。その中で大切にするのは3年前の就任以来掲げている理念の一つ、「子どもたちに故郷を」。未来を背負う子どもたちには特に街を愛してほしいもの。街ぐるみで楽しめる企画を考え、若者が多い都筑区民が誇れる街を目指す。
〇…川崎市生まれ。幼少期から活発で、度胸試しの先陣を切るなど、まとめ役になることが多かった。高校卒業後は会社に勤めながら大学に通学。二足のわらじは忙しかったが、サークル活動にも積極的に参加した。当時立ち上げに携わったスキーサークルは今でも人気団体だという。見花山に移ったのは47歳の頃。地域活動に興味があり、自治会に加入。今までに培った経験をフル活用し、街の発展に尽力してきた。この好奇心と熱意がまわりにも伝わり、現在は会長として先導する。
〇…ボランティア活動も行い多忙な日々を過ごすが、趣味のカラオケで気分転換。レパートリーは300曲を超える。歌うメンバーはもちろん見花山の人たち。後世に街の魅力を伝え、第二の故郷として風土や住人を愛する。大きく成長する港北ニュータウンの一端を担っていく。
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