「浜銀総研ビジネスウーマン・アワード 2014」で大賞を受賞した認定NPO法人「あっとほーむ」の代表 小栗 ショウコさん 区内在住 46歳
楽しんで続けた16年
○…先月28日に行われた神奈川県の優れた女性経営者を表彰する「浜銀総研ビジネスウーマン・アワード 2014」で大賞を受賞した。区内でお迎え付き夜間保育・学童保育を16年間経営している認定NPO法人あっとほーむの代表として実績が評価された形。「まさか自分が選ばれるなんて。女性経営者はまだ少ないようなので、自分がそのロールモデルになれれば」と目指す意志は固い。
〇…「あっとほーむ」の利用時間は午後1時から9時まで。NPO法人として運営している夜間の保育・学童保育は区内ではめずらしく、設立した1998年から、働く母親たちを中心に多くの人に利用されてきた。「楽しみながら16年間やってくることが出来ました。ここを利用してくれる子たちのことはどんな状態でも受け入れたい。子どもは怒っていても泣いていても、可愛いと思ってしまいます」と笑顔を見せる。
〇…自身が小さい頃は、大人しいが意志の強い子どもだった。短大で保育士の勉強をした後、20歳で一般企業に就職。しかしそこで働く上での様々な苦労を体験した。「遅い帰社に休日出勤、男女での仕事の違いで悔しい思いもしました」と語る。悩みもある中、26歳で結婚した夫の言葉が一歩踏み出す勇気をくれた。「どこに行っても苦しくなることはある。それならやりたいことを自分でやってみたら」。そんな夫の後押しや周囲の協力もあり、働く上で必要だと感じた施設を自ら立ち上げた。
〇…現在は各地で講演なども行う。講演で出会った人の中で子どもを預けることに罪悪感を抱いている人がいたというが、「協力し合うことも必要。自分の子どもの可愛さを分けるつもりで、周りに頼ってみては」と思いを語る。今後は思春期の子どもたちや、高齢者に対する事業も行っていきたいという。「年齢問わず『人』が好き。色んな人の居場所を作っていきたい」と目標を見据えた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>