荏田高校陸上部に所属し、未来の五輪日本代表候補として注目される江島雅紀さん(2年)=写真=が10月24日、群馬県で行われた関東高校選抜新人選手権の男子棒高跳びで5m36の大会新記録を出して優勝。自身の持つ県高校新記録も3cm更新した。
前橋市の正田醤油スタジアム群馬で行われた同種目には1都7県から予選を通過した24人が出場。江島さんは5m36を一本目でクリアし、2位の4m80に大きく差をつけての優勝だった。
16歳、17歳が対象のユース最高記録、5m31越えを今年の目標に掲げた江島さん。6月の横浜市記録会で5m32を跳び、早くも目標を達成した。しかし、その後の世界ユース選手権大会は6位、高校総体では11位に終わり、思うような結果が出なかった。「目標を見失い、なまけがちになってしまった」と振り返る。
「一度生活態度を見直して、自分と向き合った」。生活リズムの見直しや積極的に家事手伝いなどをこなすようにしたという。「両親のおかげで競技が続けられる。生活態度があってこその部活」と、競技に向かう姿勢を改め、メンタル面が強くなった。「結果が出なかった時期が続いていたので、優勝は素直にうれしい」と喜びを語る。
顧問の内藤篤史教諭(50)は、「謙虚な姿勢が出てきた。人間として成長したところが競技結果にも反映されたのでは」と目を見張る。 江島さんは来年3月の日本ジュニア室内陸上競技大阪大会へ向け、高校記録の5m41越えを目標に今日も練習に励む。
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