中央大学附属横浜中学・高校(袴田兆彦校長)=牛久保東=陸上部の林美玖さん(中2)が10月23日、山形県で行われた第55回全日本50Km競歩高畠大会の中学女子3Kmで初優勝した。また、高校女子5Kmでは臼井優さん(高3)が準優勝で銀メダルを獲得。
中学女子は林さんを含む、山形県内の6人と東京都から1人の計8人が参加。人数こそ少ないが、約100人が参加した3月の全日本能美大会の優勝記録15分56秒より速い、15分44秒でゴールし、堂々の優勝を飾った。昨年秋に短距離種目から長距離の競歩に変更した林さんは「初めてのメダルで嬉しかった」と満面の笑みを見せた。
臼井さんは、6月に行われた関東大会・南関東地区予選会の女子5Kmで優勝し、夏の高校総体(インターハイ)に出場を果たしている実力者。
高畠大会は東北地方を中心に22人がエントリーし、中には全国の強豪も出場していた。臼井さんの記録は、自己ベストには及ばなかったものの、25分33秒の2位でゴールした。大学進学を控え勉強との両立で忙しい日々を送っているが、「来年2月のジュニア日本選手権に向け調整していきたい」と前を見据える。
「競技人口増やしたい」
同校で競歩が盛んな理由は顧問の常磐信欽さん(41)の存在が大きい。常磐さんは県内唯一の競歩審判資格「JRWJ」保持者として、競歩の普及活動に尽力している。県内の中学校で競歩に取り組んでいるのは2校程度とのこと。
「まだまだマイナー競技ですが、今回のリオ五輪の陸上個人では競歩選手が唯一のメダル獲得者です。今後、神奈川県内でも競技人口が増えてくれると嬉しい」と期待を込める。
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