近隣住民間の交流を深め地域活性化を図ろうと、池辺町の坊方(ぼうがた)自治会(中山実会長・67)はこのほど貸農園「ふれあいの丘菜園」を整備した。利用料等は自治会活動費に充てる予定。4月1日から申し込み受付が開始される。
池辺町東北部の坊方地域、約70世帯が加入する同自治会。一部が市街化調整区域のため、大幅な世帯増加が見込まれず、自治会運営費は十分ではなかった。さらに、近年役員のなり手不足が問題となっており、中山会長はその一因が地域を通じた住民間の交流不足にあると推測。そこで、池辺農業専用地区内にある自治会員の休耕地(約620坪)を整備し貸し出すことで活動費捻出、地域活性化を目指す提案をした。
菜園は都筑ふれあいの丘駅から徒歩約10分(池辺町1544の1・2)。この土地を農家や塗装業、造園業などを営む多彩なメンバーが協力し合い、約1年かけて畑や水路を整備、看板作りまで手作業で行ってきた。
水道は4カ所に設置されているほか、鍬やシャベル、小型耕運機など主な農機具は無料で使用可能。今後は地元農家による野菜作り講習や、秋に収穫祭などのイベント開催を予定している。中山会長は「自治会にとっても地域にとっても盛り上がるきっかけになれば」と意気込む。また、周辺に住む60代の男性からは「子どもがいる家庭などにはいいのでは」という期待の声も聞かれた。
菜園は全50区画。1区画(33・1平方メートル)入会金1万円、年3万円(各税込)で貸し出す。来月1日にHP(http://fureainookasaien.sakura.ne.jp)が公開、25日(火)まで第一次申し込みを受け付ける。29日(土)、30日(日)は各日朝9時から現地見学会を開催。(問)中山会長【電話】045・942・0157
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