区内を拠点に活動するシニアジャズバンド「ハッピーじゃむ」(藤井佳信会長)は今月1日、プレミアホールで15周年の記念コンサートを行った。
祝福に訪れた約130人の観客に、ジャズのスタンダードナンバー「センチメンタル・ジャーニー」や「川の流れのように」「ブルー・ライト・ヨコハマ」など往年の名曲を披露。21人の各メンバーによるソロパートも交えながら全22曲を演奏した=写真。コンサートを終え、藤井会長は「最高の演奏会だった」と晴れやかな表情で話した。
合計年齢1400歳超え
「リタイアしても音楽をやりたい」という思いで結成されたハッピーじゃむ。作編曲家の後藤裕二さんの指導の下、週1回の練習を重ね、高齢者施設や地元イベントなどで年間約30回の演奏を披露している。
メンバーの平均年齢は70歳以上。合計年齢はなんと1400歳を超えている。そのほとんどが還暦を過ぎてから楽器を始めたという。創設メンバーの一人で最高齢の城所辰男さん(89)は、80歳で始めたトランペットを吹きこなし、バンドを活気づけている。「お客さんの前で演奏するのは楽しいね。もっといろんな曲に挑戦したい」と笑顔で話す。
これからも感動届ける
高齢者施設で演奏したある時、普段笑顔を見せないという入居者が演奏を聴いて笑顔を咲かせ、スタッフに驚かれたことがあった。「施設に入っている人は自分たちと同じ世代が多い。懐かしい曲を演奏すると涙を流して喜んでくれる人もいた」と藤井会長。演奏を聴く人が元気になってくれるのが最も嬉しい瞬間だ。
節目を迎え、新たな目標は20周年まで活動を継続すること。「これからも人を感動させたい」とメンバーは思いを一つにする。
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