中央大学附属横浜中学・高校(袴田兆彦校長)=牛久保東=陸上部の吉川絢斗(けんと)さん(高2)、富樫莉佐子さん(高2)が4月14日、石川県で行われた全日本競歩輪島大会でアベック優勝した。2人が競歩で表彰台に立つのは初めて。
同校陸上部は数年ほど前から中長距離の選手が競歩にも取り組み、関東大会や全国大会に出場するなど実績を重ねている。指導にあたるのは競歩審判資格「JRWJ」を持つ顧問の常磐信欽さん(42)。常磐さんが生徒に教え5年が経ち、各種大会で活躍する先輩にあこがれ後輩の刺激になっているようだ。
高校1・2年男子3Kmの部に出場した吉川さんは「初めての遠征で緊張していた」と試合前の心境を振り返る。石川県、富山県、沖縄県などから16人が参加。2位と6秒差の13分9秒でゴールし、初優勝した。
吉川さんは、一学年上の先輩、平岡昌敏さん(高3)の勧めで今年から本格的に競歩を始めた。「今回優勝することができたことを自信にしてインターハイに向けてさらなる努力をしたい。平岡先輩と一緒に県代表になりたい」と意気込む。
富樫さんは高校1・2年女子3Kmの部にエントリー。女子も北陸を中心に埼玉県などから17人が出場した。初の県外遠征だったが「速いスピードについて積極的に歩くことができた」と冷静にレースを分析。自己ベストを大きく上回る14分45秒で優勝を果たした。参加女子選手では唯一の14分台の好タイムだ。
中学時代は機械体操やハンドボール、駅伝と3競技をまたにかけていたスポーツ万能女子。高校1年の夏休みから競歩に取り組み、着々と力をつけてきた。初優勝した富樫さんは「これで満足せずにインターハイでも結果を出せるように頑張っていきたい」と話す。
常磐さんは「嬉しい誤算。まさかアベック優勝するとは思ってなかった」と驚きを隠せない。
2人は現在、5月上旬から始まる高校総体横浜地区予選に向けトレーニングに励んでいる。
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