横浜市歴史博物館で9月29日、郷土講演会「明治維新以後の都筑」が開催された。市歴史博物館と都筑図書館、都筑区役所が主催。
区は現在、来年の都筑区制25周年に向け、写真や図面などを用いて区史をまとめた「図説 都筑の歴史」の編さん事業を進めている。今回の催しは、刊行プレイベントとして行われた。
当日は、地域住民ら約170人が参加。郷土史家の相澤雅雄さんが講師を務め、明治維新以後から都筑郡川和村などが横浜市に編入され、港北区が誕生するまでの区史を紹介した。当時、川和には都筑郡役所や警察署があり行政の中心地として栄え、また菊の名所として全国から人が訪れていた様子を、大正時代の地図や絵はがきなどから紐解いた=写真。
48年前から川和町に住む参加男性(82)は「昔は商店などが立ち並び、行き交う人も多かった。今後、まち開発の話もあるのでまた川和ににぎわいが戻れば」と話した。
また都筑図書館では8日(月)まで、同講演会に関する写真や書籍などのパネル展示を行っている。
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