議会での提案や実績をご報告します(まとめ・後編) 横浜市会議員 木原みきお
先週に続き、私の議会活動を一部ご報告します。
がん治療による外見変化
国立がん研究センターの「抗がん剤副作用の苦痛度」調査では、女性で脱毛をあげる方が最も多く、吐き気や全身の痛みを上回りました。がんになっても自分らしく生きたいと願う患者の思いに反し外見変化が生じます。
そこで、支援策を求め、ウィッグ購入費を補助する制度が実現し、年間約1000人の方が利用しています。この支援策は「自分らしさを失わず、ともにがんを乗り越えましょう」との横浜市の思いが込められています。
応急手当時の補償制度
救急件数が増え続け、救急隊の現場到着の遅れが懸念されています。けが人や突然倒れた人に対し、救急車が到着するまで、その場に居合わせた人の応急手当が重要です。心配停止では、近くの方が応急手当をした場合と救急隊到着後に処置をした場合を比べると、1カ月後の生存率は1・7倍以上開きがあります。けがや賠償責任の発生を懸念し応急手当をためらう方も少なくありません。補償制度を求め、けがをした、負傷させ賠償請求されたなどの際に見舞金を支払う制度が実現しました。人を助ける勇気をバックアップします。
カジノ誘致はNO!
カジノ開設に向けた政府の検討が進んでいますが、私はカジノ誘致に反対です。今もギャンブル等依存症と疑われる方は市内に約2万5000人と推計されていますが、各区の相談は合計年間100件程で、必要な人に支援が届いていません。本人だけでなく、多くの家族が絶望の中にいます。
カジノ誘致で経済成長するとの考えも十分検証されていません。カジノの経済効果と近隣商業への負の効果を合わせた検証が必要です。横浜では山下ふ頭が最有力候補地とされていますが、近隣に中華街や元町など長く横浜を支えてきた商業地域があります。近隣の消費が吸い上げられ、カジノ栄えて周辺経済が滅びることは絶対いけません。
カジノで損した暗い人達と儲かった一部の人の高笑いが混在する街でなく、海を愛し訪れる人が自然と笑顔になる美しい横浜を次世代に繋ぎたい。強くそう思っています。
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