都筑消防署長に就任した 佐々木 功喜さん 都筑区在勤 53歳
信頼「固く結びたい」
○…副署長として都筑署で勤務していたのが3年前。署のリーダーとしてこの地に戻ってきた。初めての署長職で最も大切にすると決めているのが「信頼関係」。「仲間を信頼すること。区民に信頼してもらうこと。簡単にほころんでしまうからこそ、固く結びたい」。これまでの経験を胸に責任感を持って挑む。
○…相模原市出身。「とにかくおしゃべりだった」と活発だった幼少期。学年で一番足が速く、運動も好きだったが、中学時代に湧き出る好奇心を掴んだのは吹奏楽。「キラキラした楽器と演奏する先輩に憧れた」。練習に明け暮れる中で、目を奪われた先輩がもうひとり。「生徒会長が大人に見えてかっこよかった。3年生になった時、考える間もなく、真っ先に立候補した」と興味の赴くまま先輩の背中を追いかけた。
○…人と関わるのが好きで教師の道を目指すも、消防士だった友人の「人から感謝される仕事」という言葉を聞き、22歳の時、市消防局に入局。多くの災害現場で奮闘した。台風でまちが浸水した時には水の中でゴムボートを引き救助へ。「辛くても先輩の姿や後輩の存在が励みだった」。47歳の時には、消防関係者に対し高度な教育訓練を行う国の機関「消防大学校」の職員に選ばれた。「教師になる夢も叶い、楽しかった。生徒は年上幹部だらけ。人生の先輩である生徒に多くのことを教わった」と振り返る。
○…29歳で結婚。2人の子どもが小学生の頃には忙しい勤務の合間を縫ってPTA会長を務めた。16歳から続けるツーリングでは訪問先で風景の撮影も。「署長室がまっさら。仲間を誘って撮影に出かけようかな」。積んできた経験と出会った仲間は大きな力に。「いつでもなんでもかかってこい。これまでの経験を発揮したい」と力強く語る。
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