約1年後に迫る東京2020オリンピック・パラリンピックまでの開通を目指す自動車専用道路が横浜環状北西線だ。首都高速道路(株)神奈川建設局担当者は現在の進捗状況について「全体の約70%弱」とし「順調に進んでいる」と話している。現在の工事状況や整備効果などを取材した。
北西線は東名高速道路「横浜青葉インターチェンジ(以下IC)」と第三京浜道路「港北IC」を結ぶ、延長約7・1Kmの自動車専用道路。北西線が完成すると第三京浜道路「港北ジャンクション(以下JCT)」から首都高速横羽線「生麦JCT」を結ぶ横浜北線と一体となり、東名高速道路から横浜港までが直結され、市北西部と横浜都心・湾岸エリアとの連絡強化が図られる。具体的には東名高速と横浜港の所要時間が保土ケ谷バイパス経由で約40〜60分のところ約20分に短縮されることなどが期待される。北西線は横浜市と首都高速道路(株)の共同で整備を進めている。
開通「オリ・パラ前まで」
東京2020オリンピック・パラリンピックまでの開通について林文子横浜市長が言明しているように、首都高(株)神奈川建設局建設管理課の篠井隆志課長も「月公表や日時公表のステージではないが、オリ・パラ前までに開通させる見通し。それに向けて頑張っている」と状況を説明する。
昨年9月には延長約7・1Kmの半分以上を占めるトンネル部約3・9Kmの掘削工事を終え、内部建築や照明等の設備関係の工事を進めている。また、横浜港北JCTや川向地区、横浜青葉IC付近の高架部については、4月にすべての橋桁がかかり、現在は道路両脇の壁高欄工事などを行っている。
さらに、川向地区や横浜青葉ICでは料金所が設置されるため、その工事も進められている。
首都高(株)神奈川建設局担当者は「安全第一をモットーに工事を進めてきた。地域の後押しもあり工事は順調に進んでいる。早く整備し、みなさまに(北西線を)ご利用いただきたい」と今後の抱負を語った。北西線の概要や工事情報の進捗状況などは【URL】https://www.shutoko.jp/ss/hokusei-sen/で確認できる。
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