都筑区役所(中野創区長)は8月5日、都筑区最大級のイベント「第26回都筑区民まつり」の中止を発表した。区地域振興課担当者は「縮小してセンター南で開催することも検討していたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況等を踏まえ中止にいたった」と話す。
本来であれば毎年11月3日の文化の日に開催される都筑区民まつりは、今年で26回目を予定していたが、初の中止だ。市営地下鉄「センター北駅」から「センター南駅」、都筑区役所周辺に団体のPRや模擬店、福祉バザー、ふれあい朝市など100ブースを超える地元企業、団体がまつりに参加している。
また、センター南とセンター北、みなきたウォークの3会場にステージが設置され、チアダンスや和太鼓演奏、合唱など多彩なプログラムが用意されている。
緊急事態宣言が解除され、6月に開催された都筑ふるさとづくり委員会(区民まつり主催者)の総会ではセンター南駅周辺で縮小開催を検討。しかし、昨今の新型コロナウイルスの横浜市内、神奈川県内の感染拡大状況等を考慮し、同委員会と都筑区役所が協議した結果、同委員会が区民まつり中止を決定した。
ふれあい朝市に出店し地元野菜などを販売する宮台農園の宮台悟さんは中止の知らせに「人出が多いので、残念です。このような状況なのでいたしかたない」と話す。また、都筑区商店街連合会の木伏慎治会長は「非常に残念。コロナ禍の状況で開催するのは難しい。収束した際には商店街を盛り上げるイベントを企画したい」と語った。
まつりの主催者、同委員会の村田輝雄委員長は「区制26年で初めての中止。来年は盛大に開催できることを祈念しています。区民の皆さまにはコロナに気を付け健康で安全・安心に過ごしていただきたい」とし、また、中野区長は「毎年大勢の区民の皆様にご来場いただき、多くの企業・団体の皆様にご出店、ご協賛いただいてきた区内最大のイベントが中止となり、誠に残念です。来年こそ安全な形で開催できるよう、心より願っています」と話した。
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