都筑火災予防協会(三科均会長)はこのほど、都筑消防署や横浜市と連携し、停電や煙など視界の悪い状況でも避難できるよう蓄光式の防火戸ステッカーを制作し、17日に横浜国際プール(吉田文雄館長)に贈呈した。三科会長は「国際プールを利用する多くの人の目に入れば」と期待を込めた。
防火戸とは、マンションや学校などの建物の階段、エレベーター付近にあり、火災時に火煙の伝播を抑え、避難経路を確保する設備。防火戸を直観的に伝えるため2018年から横浜市建築局は「防火戸ピクトグラム」を作成し、ステッカー等にして市内の多くの施設で運用している。
同会はステッカーが命を守るために役に立つ目印であることに着目し、コロナ禍で防火・防災活動ができないかわりに「今だからこそできる防災を」と考え制作した。
協力した都筑消防署員は火災現場で消火活動を行っていた時に避難階段が煙で見えずに防火戸を認識できなかった経験から市内初の蓄光式(暗闇や煙の中でも視認できる)での制作を提案。火災発生時、視界が悪いなかでも光るステッカーをたどれば避難できると期待されている。
三科会長は完成品を見て「(蓄光式)はとてもいいアイデアだ」と笑顔を見せた。都筑消防署は「ステッカーがあることで防火戸の存在を意識付け、日頃から避難経路を確認することに役立てば」と述べた。
区内で初めてステッカーが設置された国際プールの吉田館長は「利用者に防火戸の存在を広くアピールしていきたい」と話した。同会では今後設置場所を増やす事を検討しているという。
火災予防協会とは区内の203社の企業や法人により組織され(2021年3月現在)、都筑区の安心安全のために日々活動を行っている。
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