小中学生に1人1台の情報端末を配備する国の「GIGAスクール構想」に基づき、横浜市内でも端末の活用が始まっている。横浜市立勝田小学校(相坂俊校長)でも8日、児童自身が端末を開封して設定などを行う「GIGA開き」が行われ、同校のPTAのメンバーがサポートを行った。
各校でiPad(アイパッド)などを使用した授業が行われている中、勝田小PTAでは「保護者としてなにか協力できることはないか」と意見が出ていたという。
同校PTAの宮崎亮会長は「新しい取組みで学校側の戸惑いを感じた。保護者としても具体的にどうしたらいいのか分からなかったので、一緒に考えていくきっかけになれば」と考え、今回のサポートに至ったという。
PTAの中で呼びかけを行うと、専門知識を持つ人や「ITに関して詳しくないけど力になれないかな…」など有志らがおよそ20人が集まった。
当日は、分散登校のため各クラス15人程度の児童に対し2、3人が教室に入って協力。児童らの「これどうやるの?」「動かなくなってしまいました」などの疑問に対応していた。
相坂校長はPTAの協力に対して「授業としてiPadを扱うのは初のことでハードルが高かった。こういった支援はとてもありがたい」と感謝を述べた。
また同校では、コロナ禍で授業参観など保護者が学校に行ける機会が減っているという。宮崎会長は「学校の様子を伝えていく事もしてきたい」とし、今後のサポートについては「先生と協力しながら続けていきたい」と話していた。
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