このほど横浜市社会福祉協議会会長顕彰を受賞した「bau」の代表を務める 柏崎 久恵さん 東山田町在住 63歳
アートでつなぐ人と人
○…区内を拠点に活動する団体「bau」。身近な自然素材を使ったものづくりを通して、人との出会いやつながりの場を提供することを目的に地区センターやコミュニティハウスでワークショップや講座を開く。今年で活動9年目。「今回賞を頂いたことで、改めてエンジンがかかった感じ。まずは10年に向けてステップアップしていきたい」と背筋を伸ばす。
○…「公共施設に区内の木でつくった積木を寄付できないか」とふと思い立ち、仲間を募ったのが結成のきっかけ。公園から譲り受けた間伐材をひたすら磨いた。なかなか根気のいる作業だが、一つひとつ形も模様も違う木のぬくもりがそのままの積木は好評を博した。目標の寄付に向けて少しずつ数を増やしている。地域の子ども達や施設とのコミュニティーも生まれ、まさに「人と人をつなぐものづくりの力」を実現させた。
○…美術大卒業後、グラフィックデザイナーとしてマルチに活躍。50歳を過ぎた頃、恩師の薦めで小学校の図工の教師になった。子どもたちの無垢さや底知れぬエネルギーに触れ、「自分のなかの扉が開いた感じ。まさに転機」と振り返る。教師を辞めた今も自身が主宰するアート教室で子どもたちの発想に日々驚かされ、刺激を受けている。
○…制作した積み木を入れる袋を作ろうと始めたのが「藍染め」。都筑区産の藍を使ったその名も「TSUZUKI BLUE(ツヅキブルー)」は年々地域に浸透し、ワークショップも大人気だ。お気に入りのストールも草木を煮出して自身で染め上げた一点もの。「魅力を広めるには自分が身に付けるのが一番」。爽やかな笑顔に鮮やかなオレンジと緑がよく映える。
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〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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