「障害者にもスポーツの楽しさを知ってほしい」――。そんな思いから横浜F・マリノスのユース出身の選手4人が12月8日、都筑区障害者事業所ネットワーク「てつなぎつづき」に所属する事業所の利用者約60人にサッカーを指導した。慣れないながらも、熱心にボールを蹴る障害者たちの姿が見られた。
スポーツにふれる機会を
指導にあたったのは、横浜F・マリノスのユース出身の6人から成る団体「ROOTS」。同団体は、健常者、障害者の垣根を越えて、参加者がサッカーなどスポーツ全般を楽しめるようにイベントを企画、運営などをしている。てつなぎつづきの担当者は、「障害者は能動的にリフレッシュや楽しいことを探すことが得意ではない人が多い。だから健常者と同じようにスポーツにふれて楽しむ機会を利用者に提供しかった」と話す。そこで、以前からイベントを通して交流のあったROOTSに実施を依頼した。
横浜ラポール=港北区=で行われた体験会には代表の武田英二郎選手(横浜FC)をはじめ、田代真一選手(いわてグルージャ盛岡)、長谷川アーリアジャス―ル選手(ガイナーレ鳥取)、斎藤陽介さん(元プロ)の計4人が参加。プロのテクニックやシュートを披露した。間近で見た参加者からは「すごい」「上手い」など感嘆の声が上がった。参加した下倉涼さんは「思い切り身体を動せて楽しかった。次回も参加したい」と笑顔を見せた。
半年以上前から企画、準備をしたという武田選手は「どういうことをしたらわかりやすく楽しんでくれるか必死に考えた。好評だったので、継続して行っていけたら」と意欲を見せた。
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