花形ボクシングジム=池辺町=所属の若狭与志枝選手が7月31日(水)、後楽園ホールで開催される日本女子フェザー級タイトルマッチで現王者である藤原茜選手(ワタナベジム)に挑む。
若狭選手は、近距離戦を得意とする選手。持ち前のパワーを活かしたアッパーと右フックを武器に、これまでの戦績は11戦7勝4敗2KO。普段は郵便局員として勤めながら、週6日ジムに通い練習に励んでいる。試合を目前に控える中、「当日はジムのメンバーだけでなく、職場から20人も応援に来てくれる。期待に応えるため、勝利を掴みたい」と笑顔で話した。
ボクシングを始めたのは24歳の頃。東日本大震災をきっかけに「後悔しないよう、今自分がやりたいことを」と興味を抱いていたボクシングを始めるため、同ジムの門を叩いた。
その後2014年にプロデビューを果たすと、才能が開花。20年には三好喜美佳選手(川崎新田ボクシングジム)を破り、第4代日本女子フェザー級王座のタイトルを手にした。しかし、22年に三好選手に王座を奪われ、昨年リベンジマッチに挑むも再び敗戦。今回は三好選手を破り、新王者となった藤原選手に挑戦し、返り咲きを狙う。
藤原選手は、フィジカルの強さを活かし上下の打ち分けを得意とする攻撃的な選手。共に、強いパワーを誇る選手であることから、乱打戦が期待されている。
若狭選手は、藤原選手を「ディフェンスも上手な選手」と話し、「うまくガードを崩しながら、有効打を与えていきたい」と意気込む。
トレーナーとして10年以上若狭さんを支える木村章司さんは「久しぶりのタイトルマッチ。過酷な減量にも耐え、コンディションも良好」と期待を寄せる。
花形進会長は「近距離での撃ち合いに持っていけるかが鍵。勝って、チャンピオンになってほしい」と激励している。
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