中川在住でクレイアーティストの神田美保さん(41)の作品が、センター南の横浜銀行港北ニュータウン南支店=茅ヶ崎中央55の1パインクリエイトビル2階=ロビーに掲示されている。
本物と見紛う
同銀行でのロビー展は、センター南商業地区振興会が都筑の文化を応援することを目的に、同支店の協力を得て、2008年から行われており、神田さんの展示が191回目。同支店に飾られているのは、色とりどりの花のリースやブーケのほか、夏野菜、お茶うけ菓子など8作品。バスケットに乗った動物のパンやお互いのために作った弁当箱など、次女で中川小3年生のみづきさんとの共作も飾られている。
手作りで心豊かに
クレイアートは、樹脂粘土で作った作品のこと。パン生地に似た滑らかさが特長で、紙粘土のようにバラバラになり難く、「手も汚れず、扱いやすい」という
神田さんがクレイアートに触れたのは10年以上前。当時看護師をしていた頃、抗がん剤治療などで、病室に生花を持ち込めない患者のために、何か手作りのもので心穏やかに過ごしてもらえたら、とインターネットで「ハンドメイド」を検索したところヒットした内の一つがクレイアートだった。独学でマスターし、実際に患者に作品を寄贈したことも。「求められる世界は少ないかもしれないが、必要としてくれる人は多いのでは」と3年ほど前から指導者として教室も開いている(今年度の新規募集はなし)。
同支店のロビー展示は8月30日(金)まで。自身の昨品を展示するのは区民文化祭に次いで、今回が3回目。来年1〜2月に開催の区民文化祭にも出展を予定している。
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