どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき) 第14回 認知症の方にとって特別の大切な時とは
このコラムは、「どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)」をテーマに、都筑区医師会地域多職種連携協議会に寄稿いただいております。日々を穏やかに過ごすヒントになればと思います。
人生の集大成が近づき、ゆっくりとした時間が流れる時は、大切な時ですが、認知症の方にとって、その時はもっと早く訪れるかもしれません。その時期を考えてみました。
1.認知症を予防する大切な時―生活習慣に気をつけ、軽度認知障害(MCI)となっても40%の人は、活発な生活を心がけて進行しない工夫ができる時です。
2.早期の医療介入が大切な時―脳内の過剰なアミロイドβ(ベータ)の沈着が認知症の一因と言われており、新しい治療として、専門病院による早期認知症患者への抗体治療が開始されています。認知症早期の大切な時です。
3.最後まで安心して過ごす時―認知症になっても意識がなくなるわけではありません。幸せな時を過ごすためにどんなことが大切か、家族の理解や支援、環境の整備、すべてがいわゆるACP(=人生会議)です。認知症という病は、ご家族や周囲との関係を考える良い時です。
■都筑区認知症連絡会
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