「2024世界相撲選手権大会」が9月7、8日、ポーランドで開催され、株式会社ソディック=本社・仲町台=の相撲部に所属する池田俊さん(22)と三輪隼斗さん(29)が、日本代表として出場。昨年の東京大会に続く団体2連覇に貢献した。2人は個人戦でも池田さんが無差別級で優勝、三輪さんが軽重量級で3位に入賞する活躍を収めた。
世界相撲選手権は、国際相撲連盟が主催する相撲の世界大会。男子は1992年から、女子は2001年から毎年開催されており、昨年は日本で開催された。今回は10年ぶりにヨーロッパでの開催となり、世界30以上の国と地域からアマチュア力士が参加した。
土俵通じ育成「良き企業人」
大手工作機械メーカーのソディックは、良き企業人の育成を目的に2019年4月に相撲部を創部。全国社会人相撲大会をはじめとする大会で数々のタイトルを獲得している。2人とも石川県出身で、現在は同社の加賀事業所に勤務する。
三輪さんは5月の全日本相撲個人体重別選手権大会で優勝、池田さんも昨年12月の全日本相撲選手権大会(天皇杯)で優勝し、それぞれ日本代表に選出されていた。
今回の結果について、昨年のアマチュア横綱で今年の4月入社の池田さんは「初めての国際大会出場で不安もあったが、世界一を目標に練習に励んできたので、個人、団体ともに優勝でき、嬉しい」とコメント。日本選手団の男子主将で、団体戦の大将も務めた三輪さんは「個人戦は3位で満足いく結果ではなかったが、大将の自分が『勝てば優勝』の団体戦で勝利し、優勝に貢献出来て嬉しかった」と重圧を跳ねのけての団体2連覇に安堵の言葉を口にした。
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