池辺町の杉山神社で9月22日(日)、例大祭が催される。主催は池辺町連合自治会 (栗原晃司会長)。
例大祭の名物は、推定400kgといわれる大きな神輿と神輿の露払いとして行われる「花籠の舞」。9月17日には花籠を振る本番前最後の練習が、神社の境内で行われた。
花籠は、長さ約3mの竹の先端に籠を被せ、竹を割き赤い紙を巻きつけた棒に、和紙で染めた花をつけ、花びらのように48本飾りつけていく。重さは15kgほどになるが、持ち上げて振りを付けながら回転させると、体感はもっと重いという。
次世代に継承
花籠は全部で4本。大きなものとは別に「次世代のために」と、中高生用に枝の長さが短い小ぶりなものが1本用意されている。
地元・池辺町在住の杉山駈瑠さん(都田中3年)は、今年初めて花籠振りに挑戦する。初めての練習の時は、その重さに腕や腰が筋肉痛になったという。それでも何も飾りのない笹竹を使い、自主練を重ね、腰を落として回せるようになった。本番を間近に控え「緊張するが、ちゃんと花が開くように本番に臨みたい」と笑顔で汗を拭った。
例大祭は正午から御魂入れの後、午後1時から神輿と花籠の舞が披露される。かつては花籠も神輿も町内を練り歩いていたが、今年はどちらも境内での披露目となる。
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