荏田東在住の内野敦さん(57)は9月29日、豪雨被害を受けた石川県輪島市で水害ボランティアを行った。
内野さんは、元日に発生した能登半島地震を受け、2月・4月・5月にも被災地へ支援に訪れている。今回も、9月21日の記録的大雨で輪島市が被害を受けたというニュースを見て、すぐにボランティアへの参加を決意した。
28日の夜に車で出発し、およそ7時間かけて金沢へ。金沢からはボランティアバスに乗り、3時間かけて輪島市へ向かった。
内野さんは午前中、大雨で浸水被害を受けた輪島塗の工房を訪問。工房内は、身長163cmの内野さんの腹部辺りまで浸水し、大量の泥が流れ込んでいたという。内野さんはスコップやヘラを使い、泥をかき出した。午後は洋菓子店を訪問。浸水で冷蔵庫等の機器が故障しており、内野さんは運び出しに協力。他にも仮設住宅のごみ回収や泥の運搬など、約5時間かけて支援活動を行った。
内野さんは「地震の爪痕が残る中での二重災害。被災者も落胆した様子だった」と話した。
現地で見た課題
「車では現地へ直接行けないこともあり、ボランティアの人員が足りていないと感じた」と課題を語った内野さん。「南海トラフ地震が起きた場合、我々も支援を受ける立場になる。助け合いの精神を持って、各々ができることをしてほしい。都筑区内の関心がある方は是非ボランティアへ」と呼びかけた。
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