都筑中央公園季節の便り 11月 個性派の実や種が輝く季節 寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部
11月の都筑中央公園。いろんな場所で出会う実や種は、色や形で個性を輝かせています。
例年、境田貝塚の階段脇に色づくトキリマメ。生い茂るコウヤボウキの葉から見え隠れする赤いさやは、一度気付くとあちらにもこちらにも。トキリマメに負けじと紫のさやを見せてくれるのがノササゲ。例年だと詰所へ向かう坂道で出会えるこのさやは、種をつけるに気まぐれで、今年はちゃんと見つけることができるでしょうか?
10月に園路際のあちらこちらで楽しませてくれたハギ類。名前の由来をひも解くカギが種の形に。
ヌスビトハギは抜き足差し足忍び足、盗人の足跡から命名とは牧野富太郎説。アレチヌスビトハギになると盗人は2倍です。ばじょうじの園路脇にひときわ大きな葉を広げていたムサシアブミ。葉を落として真っ赤な実だけとなった今でも大きな存在感を示しています。
さあ、個性派ぞろいの実や種を探しに、公園を散策してみましょう。
■NPO法人都筑里山倶楽部(【電話】045・941・0987)
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