神奈川県は11月2日、「かながわ認証」の交付式を「介護フェアinかながわ」の会場で行った。区内からは入所系サービス事業所として、川和町の介護老人保健施設若葉が丘が認証を受けた。今回区内で認証を受けたのは若葉が丘のみで、介護老人保健施設としても市内では2施設のみだった。
「かながわ認証」とは、介護サービスの質や人材育成、処遇改善などについて第三者評価で一定の水準を満たした介護サービス事業所などを認証する制度。
若葉が丘は、在宅復帰支援の実績や時短勤務、資格取得支援などに積極的に取り組んでいることなどが評価され、初めての申請で認証となった。
若葉が丘を運営する医療法人社団若葉会の中野和嘉理事長は、「介護老人保健施設は、多職種のスタッフが多岐にわたる地域の医療・介護の責任を共同で担っている。今回の認証は、地域に根差した医療サービスの提供者として、地域を含め利用者やその家族に対し、施設全体が同じベクトルを向いて接していることが認められたのでは」と喜んだ。
若葉が丘は、在宅復帰超強化型施設で、現在約90人が利用しており、リハビリや在宅復帰後のケアを含め、多くの職員が利用者の生活を見守っている。
人手不足が懸念される介護業界だが、若葉が丘の金子竜太事務長によると、10年以上勤務の職員は約6割。2002年の開設時からの職員もいるという。有給消化率もほぼ100%で、クリスマス時期に理事長から職員全員にプレゼントされるケーキも「皆楽しみにしている」という。金子事務長は「ワークライフバランスの良さが、ケアの質や職員のモチベーション向上につながっているのでは」と分析した。
今後について中野理事長は「一人でも多くの利用者やその家族に感謝してもらえるよう、責任を果たしていきたい」と語った。
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