今年10月からbjリーグに新規参入する神奈川県初のプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」。東希望が丘ミニバス出身の山田謙治選手(27)=中希望が丘在住=の入団がこのほど決まった。
横浜をホームタウンにするビー・コルセアーズは、昨年3月にチーム設立委員会を発足。8月にリーグ参入を決め、今年10月の2011〜12年シーズン開幕への準備を進めてきた。山田選手は6月のドラフト会議で新人1巡目指名を受け、同チームへの入団に至った。現在、4選手がチーム始動に向け自主練習中だ。
友人の誘いでバスケを始めた山田選手は、3年のときから東希望が丘ミニバスケットボール部に参加。翌年には6年生に交ざって試合に出場していた。同部のコーチだった熊坂健太郎さん(37)は、「冷静でドリブルがうまい。人の話を取り入れる素直さがあった」と山田選手の印象を話す。
当時、熊坂さんが手首の固さを指摘すると、ビール瓶を使った独自のトレーニングを始め、欠点を克服したというエピソードもある。
南希望が丘中学校を経て、名門の秋田県立能代工業高校では2、3年で全国高校総体(インターハイ)連覇を達成。司令塔のガード、そして主将としてチームを引っ張った。法政大学では4年のとき関東大学選手権で優勝し、最優秀選手に選ばれるなど県内で注目を集める選手に。その後、同じ横浜出身で、日本人初のNBA選手・田臥勇太選手(30)が所属する日本リーグ(JBL)のリンク栃木などでプレーした。
ビー・コルセアーズの廣田和生代表は「学生時代から注目していた選手。最初のシーズンのメンバーとして、横浜を代表するチームの礎を築いてほしい」、小川直樹GMは「経験を生かし、司令塔としてチームをまとめてほしい」と期待を寄せる。山田選手は「プロスポーツとして、地元の人に愛されるチームにしたい」と意気込みを語った。
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