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旭区版 掲載号:2011年7月28日号 エリアトップへ

7月1日に横浜旭ロータリークラブの第43代会長に就任した 齋藤 善孝さん 本村町在住 62歳

掲載号:2011年7月28日号

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常に思うは「誠」の精神

 ○…42年の歴史を持つクラブの会長という大役を任され、感じているのは「緊張感」。何気なく入会したクラブも今年で11年目に。クラブには学校経営者や医者、弁護士など異業種の会員が集まる。「話術から人生の生き方…。本当に多くのことを学んだ」。仲間から得たものは数え切れない。地域と交流しながら、自分自身も成長できる場。出会った人たちに感謝の気持ちを込め、活動に励む。

 ○…現在、会員は36人。最近は減少傾向にあるといい、今後も会員の増強に奔走する。今年の柱に、世話役を担う、近隣の17クラブが一堂に集う連合会(IM)の成功を掲げる。「事前準備をしっかりとして、滞りなく進めたい」。目先だけでなく、来年2月の一大イベントにまで目を配る。「会長」という責任を果たすために、静かに気持ちを奮い立たせる。

 ○…本村町で生まれ育つ。街の移ろいと共に歳を重ね、今は、アパートや駐車場管理を行う斉藤総業(株)の2代目。サラリーマンとして会社勤めをしていたが、1999年に父親である先代が築いた会社を引き継いだ。「父は戦争を経験していたこともあり、とにかく腹がすわっていた。真面目で誠意があって、偉大な存在。まだまだ超えられない」。ぽつりとつぶやく。17年前に他界したが、今でも仕事ぶりをチェックされているような気がするという。「真面目にはやっているから大丈夫かなぁ」と苦笑いする。

 ○…「規律正しく、困難に立ち向かう姿が好き」と自衛隊員を応援すべく、県防衛協会理事や自衛隊募集相談員も務めている。実は大学卒業後、自衛隊の入隊試験に挑戦したこともあるほどの筋金入りだ。自衛隊の話となると、穏やかな表情も自然と熱くなる。黙々と任務に向き合う自衛隊の姿勢は、自分の信念に通ずるものがある。「普通に淡々と。それが一番難しい」。常に思ってきたのは「誠」の精神。普通という難題に、誠意を持って立ち向かう。
 

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